血圧を測定した時に、1回目と2回目がずいぶん違うとどれを信用したらよいかわからないことがあります。
血圧は、緊張などの精神状態や測る時刻、気温など環境によっても刻一刻と変化します。ですから毎回違う血圧は全部正しい血圧ということです。
血圧計の準備をしてすぐに測ると、高めに出ることが多いので、しばらく安静にしてから測ることをおすすめします。2回以上測定しすべての数値を手帳に書き込んでおくとバラツキ具合もふくめて評価できるのでよいでしょう。何回か測定した平均値がそのときの血圧と判断してください。医師は患者さんの性格や生活パタンや緊張しやすさなどの特性まで考えて治療のアドバイスをします。
家庭用血圧計はめったに故障することはないのですが、不安でしたらクリニックへ持参していただき水銀血圧計など比較して精度のチェックをしてもらうことをおすすめします。